ネギと交互に書いて行って、100
僕が偶数担当しております。
退廃的な100のお題 その三
お借りした場所はこちら、追憶の苑。
更新ペースはかたつむり以上、かめ以下で行きたいと思ってます。(きりっ)
001:例えばこの手が動かなくなったら
002:風化していく想い
003:裸足で駆ける、硝子の破片の海へ
004:白い雪を紅く染めて
005:願っても仕方のないこと
006:か細い声で笑った
007:滲む青空を睨んだあの日
008:いらないものなら、どうか私に
009:息が詰まるほどに
010:これで、おしまい
011:腐敗してゆくものは、
012:奪われた世界
013:驚くほど冷たい声で囁く、君
014:開いた窓から飛び立って
015:一面の焼け野原
016:微笑むあなたから目を逸らした
017:紅い灰
018:深海の底に沈めてしまいなさい
019:白い道を歩く、道なんてなくとも
020:首に手をかけた、あの日
021:俯いている間に世界は広がって
022:幼い日の危うい約束
023:夕暮れを刻み込め
024:全てを終わらせたい君に
025:千切れた蝶の羽
026:残酷に通り過ぎる、
027:脆弱なものなどいらないの
028:縫い付けられた感覚だけが残っている
029:愚か者が残した音
030:痛む両手に力を込めて振り下ろした
031:死にたくなんかない、だけど
032:ない筈の記憶が私を苛む
033:縋りつく無様な腕など必要ない
034:感情など押し殺せ
035:大丈夫、わたしにはまだ腕がある
036:重ねて、それから
037:密やかに生まれゆくものはいつだって
038:まるで針の上にいるみたい
039:臆病な傷跡
040:まだ、いきていたいのに
041:腐りゆく君に口付けを
042:砂糖味の絶望
043:何も残らなくてもいい
044:砂ばかり掴んで
045:指先が犯した罪の味
046:吐かれた言葉は毒でしかなく
047:差し伸ばされた腕は凶器でしかない
048:乾いた音が私を追い詰める
049:報われる方法を探しているわけではないの
050:眼前の終焉
051:伸ばしたこの腕を振り払ってくれればいい
052:燻る焔
053:零れたものを掬い上げて、また落ちて
054:迷う時間が惜しい
055:この世界の終わりに君と二人だけになっても
056:忘れ去られても捨て去られても
057:水面の月は歪んで消えた
058:君と僕は共犯者
059:桜の下に沈めたもの
060:忘れてしまえばいいのよと貴方は囁く
061:君が望むなら、籠の中の鳥でも構わない
062:乱れた足で歩む
063:それでも後悔だけはしていない
064:履き違えた祈り
065:叶わぬ、愚かで浅ましい夢を見た
066:凍れる世界の花と散る
067:世界を掴み取る術など私は知らないまま
068:塵よりも軽いものだから
069:完璧さこそを憎んだ
070:触れるだけで終わる世界
071:青褪めた世界にひとつ
072:奪う前に奪われた
073:足掻く私を嘲笑ってくれて構わない
074:紛い物ばかりかき集めた
075:錆付いた音がきこえる
076:たとえ視界を奪われても
077:嘘つきの代償
078:さあ笑って、出来るだけ自然に
079:不協和音な私達
080:終わるその日まで、きみのことを
081:眩い光を放つ月に懺悔を
082:儚い痕跡
083:守れない約束ごと、指に刻んで
084:うつろに消えゆく
085:伸ばしたこの腕を振り払えとそっと願う
086:死に損ないの恋
087:美しさは音を立てて腐っていく
088:紛いもののいのちなど必要ですか
089:揺れて壊れて、そのまま儚くなるの
090:君を殺めることが赦されるなら、この手で
091:血塗れのこの腕でも、あいしてくれますか
092:さあ、武器を手に
093:紅く染まる視界に何故か安堵した
094:血を吐くような決意を
095:砕け散ったものを拾い集めて形にしても
096:眩しさだけが色褪せる
097:守る為に死んで、殺す為に生きているの
098:愚かなのはきっと、
099:あいしていた、あいしていた、の
100:これも真実なの、わたしたちが殺しあう、今のこの瞬間も
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